看護の仕事で求められること

医療関係で働く女性に求められる事と言えば、第一に体力である。医師になっても看護師になっても、病院勤務は体力仕事だ。医療機関は都市も地方も人手が不足している場所が多いため機敏に動く事が求められるだけでなく、特に緊急医療の現場では患者さんの命を守るためにスピードが求められるものだ。何よりこうした仕事は立ち仕事を行なう機会が多くある。

また看護師であれば備品の補充などで動く事も多いため、腕力なども重要だ。もしもできるだけ時間に余裕を持って働きたいのであれば、夜勤専門で就職先を探すのがベストだ。夜勤であれば、患者は皆寝静まっているため日中よりも緩やかなペースで勤務することができる。ただ、夜の方が病状が変わりやすいという傾向があるため、緊急時の柔軟な対応や責任が伴うことは忘れてはいけない。

他にも、女性が病院に勤務する場合、思いやりが何よりも大切だ。病院には不安を抱えた患者が数多く訪れるため、そうした気持ちを払拭するために笑顔でコミュニケーションを交わす必要がある。特に医師や看護師が患者にとって話し辛い存在だった場合、重要な情報が隠されてしまう事があり危険なのである。人間のメンタルは肉体的な健康を大きく左右する要素であるため、患者さんを守るためにも話しかけやすい雰囲気を作る事が大切だ。

ただ、その中で気をつけたいのが患者との距離感だ。女性が患者を相手にする場合、時にはセクハラを受ける事もある。病気治療は患者がスタッフに大変親近感を感じる行為であるため、勘違いしてしまう人も存在しているのである。悪質なケースであれば上司に報告する事が大切だ。